研究課題/領域番号 |
17K02900
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 跡見学園女子大学 |
研究代表者 |
安本 真弓 跡見学園女子大学, 文学部, 教授 (40533576)
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研究分担者 |
吉田 泰謙 関西外国語大学, 英語国際学部, 教授 (70468982)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 中国語可能表現 / 助動詞可能表現 / 補語可能表現 / 教室指導 / 理解可能なインプット / 教員アンケート調査 / 学生測定テスト |
研究成果の概要 |
本研究では、中国語可能表現の習得状況のさらなる向上を目指して、第二言語習得理論に基づいた、学生に理解されやすい指導要領(「理解可能なインプット)を考案した。 考案に先立ち、2年間にわたり日本国内の計24大学において、教員に対しては中国語可能表現の教室指導に関するアンケート調査を、学生に対してはその習得状況に関する測定テストを実施した。そこで得られたデータを基に、初歩的な「理解可能なインプット」を開発した。さらに、その「理解可能なインプット」に関する小規模的な検証作業を行った後、より完成度の高い、文脈付き「理解可能なインプット」(改良版)をデザインした。
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自由記述の分野 |
中国語学、日中対照言語学、中国教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:本研究では、これまでの学説とは異なる中国語可能表現に関する理論的枠組み(安本2009)を応用して、教室指導の観点から指導要領(「理解可能なインプット」)をデザインした。これによりこれまでの教室指導において曖昧であった中国語可能表現の各形式の意味と用法を一定程度明確に分けることができたと考える。 社会的意義:本研究で開発された文脈付き中国語可能表現指導要領を中国語教育の現場で応用することにより、教員にとっては中国語可能表現の各形式の違いをこれまで以上に容易に説明できるようになり、学生にとってはそれをより一層理解しやすくなり、負担なく習得できるようになったと考える。
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