研究課題
最終年度となる2021年度は、これまでに構築してきた「音素カウンター」「Speech Saver」「Sounds of Englishes」に加え、シャドーイングを用いた発音指導実践およびその研究報告を行った。【音素カウンターの充実】2020年度実施状況報告書の通り「音素カウンター」についてはほぼ完成形となっているため、併用する形で指導に用いたWebアプリ「Speech Saver」と「Sounds of Englishes」の充実、および「Shadowing Saver」を用いたトレーニングの効果測定の方法を検討した。さらに「Sounds of Englishes」によって得られたデータを学習者が分析するためのシステム「WEplayer」を構築した。【指導実践】2020年度実施状況報告書での推進方策に沿い、「Speech Saver」「Shadowing Saver」を用いた指導実践を行った。学習者が「Speech Saver」を用いて自分の英語発音を確認しながら録音する課題を2020年度と同様の手順で課すことにより、同じ学習者音声の2年間にわたる音韻的特徴の変化を追った。さらに「Shadowing Saver」を用いた実践により、学習者が自律的に発音練習をすることの効果を実証した。【効果の検証・研究成果の報告】これまでの指導実践の効果の検証結果をまとめ、研究論文5本、研究発表18本にて報告した。ウェブサイト「Sounds of Englishes」から得られたデータを分析するために「WEplayer」というサイトを立ちあげ、音声学の受講生に公開した。
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神戸学院大学グローバル・コミュニケーション学会紀要 = Journal of Global Communication Studies
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