本研究は日本語を母語とする英語学習者の「日本語訛りの英語」の特徴の一つである「ピッチ幅が狭く、平坦なイントネーション」について、音素ではなくプロソディ(リズムやイントネーション)に注意を向け、ハミングで文のプロソディを「内的リハーサル」する機会を設けることで、よりモデル音声に近づける自律型学習ツールを提案する。 検証データ結果から、ピッチ幅はハミングでプロソディを模倣をするリハーサル段階を加えた方が大きくなる傾向が一部観察できたが、ハミング音声を模倣することに困難さを感じる被験者もいたため、ハミング音声生成方法の改善を図った。再度、検証データを収集する予定であったがコロナ禍の影響で断念した。
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