学習者はコーパスを用いてコロケーションの誤りを修正することに概ね成功した。これらの誤りを修正するために学習者に課された解釈上の要求がその成功の度合いに重要な役割を果たした。結論に至るまでに解釈や分析が必要であればあるほど学習者が修正に成功する確率は低くなります。このことは分析力を鍛えることの重要性を指摘するだけでなく学習者がコーパスを用いてどのようなエラーを修正することができるのかということも示している。学習者にとっては時間と分析に大きな投資を必要としないエラー訂正が最も生産的であると考えられる。このバランスを取ることが外国語教室にコーパス参照をうまく導入するための重要なポイントかもしれません
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