研究課題/領域番号 |
17K02945
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
金 惠鎭 日本大学, 商学部, 教授 (40399176)
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研究分担者 |
金 義鎭 東北学院大学, 工学部, 教授 (30364285)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 韓国語会話授業 / ICT / アクティブコラーニング / 脳波 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、ICTを活用した韓国語授業でのアクティブラーニング型教授学習を確立するため、モバイル端末を用いて学生に能動的学修を促す授業モデルの構築と、その学修支援システムを開発ことであります。 しかし、研究代表者(金惠鎭)は、2019年4月から勤務校(日大)から海外研修機会を得て、日本を離れて韓国に1年間滞在しました。その期間中でも、共同研究者金義鎭教授(東北学院大学)との研究打ち合わせは、インターネットを通して遠隔で定期的に行っても、海外での研究活動が、想定外に時間がかかり、本研究に十分な時間を割くことができませんでした。そのため、科研費補助事業期間の延長がやむ得ない状況になりました。 このような状況で、本研究課題の最終年度計画通りに進めることができませんでした。例えば、開発したプロトタイプの学習システムの動作確認など、正規講義での実践活用よる授業評価アンケートも実施できませんでした。 一方、2020年3月に、本研究課題における実施期間の延長申請を行い、受理されましたので、今年は去年できなかった研究活動を行う予定であります。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者(金惠鎭)は、2019年4月から勤務校(日大)から海外研修機会を得て、日本を離れて韓国に1年間滞在しました。その期間中でも、共同研究者金義鎭教授(東北学院大学)との研究打ち合わせは、インターネットを通して遠隔で定期的に行っても、海外での研究活動が、想定外に時間がかかり、本研究に十分な時間を割くことができませんでした。そのため、科研費補助事業期間の延長がやむ得ない状況になりました。 このような状況で、共同研究者と開発してきた学習システムの検証がやや遅れています。例えば、共同研究者金義鎭教授(東北学院大学)がプロトタイプの学習システムは開発しておりますが、30名前後の韓国語受講者を対象とし、正規授業で座学との連携で、開発した学習システムの動作確認と実施要領の確かめができず、今年でこれらの実験を行なう予定であります。 しかし、2月からコロナウイルスが流行り、本来予定していた対面授業が禁じられて、すべて遠隔授業になりました。この状況は、2学期でも続くと、本来計画した正規の対面授業での実施はできなくなる可能性も高いです。 一方、脳波を用いた学習プロセスの検証は、現在予備実験が終わり、得られたデータからモバイル端末での利活用法を見出しています。これらのデータを用いて、学習時の心的変化の分析を進めており、新たな学習モデルの確立を進めています。
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今後の研究の推進方策 |
2月からコロナウイルスが流行り、多くの大学では学生のキャンパス入校禁止令や、教員も研究活動に厳しい制約が課せられています。実験実施場所の日本大学商学部では、授業開始を5月11日に延期し、さらにすべての科目の対面授業が禁じられて、遠隔授業で行う予定であります。また、共同研究者金義鎭教授の勤務先東北学院大学では、宮城県外を超える出張について厳しい制約条件もあり、対面授業で開発した学習システムの検証実験は8月まではできない状況であります。 これらの状況を鑑みると、9月から実践活用ができる確実な保証もなく、2学期まで延期されることも十分在り得ることであります。 そこで、研究体表者は、共同研究者とインターネットを通して遠隔で打ち合わせを行い、当分の間本研究課題である学習システムの実施ができないことも想定し、少し研究の方向性を変える検討も行う予定であります。例えば、学習システムに応用できる新たな機能として、モバイル脳波計を用いT学習分析を行う研究もスタートさえる予定であります。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由) 研究代表者(金惠鎭)は、2019年4月から勤務校(日大)から海外研修機会を得て、日本を離れて韓国に滞在しました。そのため、科研費補助事業期間の延長がやむ得ない状況になり、本人の研究費実行が出来ませんでした。また、2019年3月に予定した韓国出張、国内学会出張もコロナウイルスの感染拡大に伴い、キャンセルされました。 (使用計画) 2020年度は、コロナウイルスの感染拡大が収まるかは予測できませんが、国内・外の出張などで使用する予定です。
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