• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実績報告書

英語時制・相と副詞に関する教材開発―自立的学習のためのハイブリッドメソドロジー―

研究課題

研究課題/領域番号 17K02948
研究機関東京純心大学

研究代表者

高橋 千佳子  東京純心大学, 看護学部, 教授 (80350528)

研究分担者 松谷 明美  高千穂大学, 人間科学部, 教授 (60459261)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード英語教材 / 英語時制 / 英語の相 / 認知言語学
研究実績の概要

最終年度では、英語の態である進行形と深く関わりのあるbe動詞について、『ハムレットの独白』を材料に分析したものを東京純心大学キリスト教文化研究センター主催のシンポジウム(いのちpart 1)のシンポジストとして発表した。その後、東京純心大学の出版物である「カトリコス」に掲載することが出来た。さらに、認知言語学の理論を応用した初学者向けの英語教材を金星堂出版より2025年度に出版することが決定した。コロナの影響で研究期間が延びてしまったが、何とか出版にこぎつけることが出来て安堵している。
研究課題である「英語時制・相と副詞に関する教材開発-自律的学習のためのハイブリッドメソドロジーー」の趣旨に即した教材制作を目指すことで出版社との合意も得ている。今回の研究を振り返ると、平成29年は主に文献調査に当たり、日本人英語学習者が時制(現在時制・過去時制)と相(単純相、進行相、完了相)の区別を明確に出来ていないのは、テキストの章立てが一因であると考えた。つまり、「進行形」、「過去形」、「完了形」の章立てだけでは、現在時制と過去時制、それぞれに対応する相に関して体系的に提示していない。過去進行形や過去完了形は附属のように紹介されているのみである。この点を踏まえ、本研究では独自のイメージ図を作成して実践授業を実施した。東京純心大学および法政大学の2校で、事前に応募した学生を実験群と統制群に分け、実験群の学生には独自に開発した教材を用いた授業を行い、統制群の学生には、従来型の文法説明を実施した。その前後に確認テストを行い、事後にはアンケートを実施した。統計処理の結果、実験群への授業において有意差が出たため、ハワイの学会で発表した。その後はテキスト出版に向けた教材準備に充てながら、学会などで最新の研究動向を確認した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2025 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 『ハムレット』の独白から見るbe動詞の意味解釈-To be, or not to be, that is the question -2023

    • 著者名/発表者名
      高橋 千佳子
    • 雑誌名

      カトリック文化KAσOAIKOS

      巻: 18 ページ: 19-27

    • 査読あり
  • [学会発表] Analysis of Modal Verbs Based on Japanese Students' Writing2023

    • 著者名/発表者名
      松谷明美 高橋千佳子
    • 学会等名
      Second Hawaii International Conference on English Language and Literature Studies (HICELLS 2023)
  • [学会発表] 『ハムレット』の独白から見るbe動詞の意味解釈-To be, or not to be, that is the question -2022

    • 著者名/発表者名
      高橋千佳子
    • 学会等名
      東京純心大学キリスト教文化研究センター(いのちPart 1 )
  • [図書] Going out into a Social World(仮称)2025

    • 著者名/発表者名
      高橋千佳子 松谷明美
    • 総ページ数
      100
    • 出版者
      金星堂出版

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi