研究成果の概要 |
日本人英語学習者にとって時制と相の概念を習得することは困難であるとされているが、本研究では、時間副詞を手掛かりとした習得方法を考えた。日本語の「まだ」と「もう」は、英語ではstill, not yet, alreadyで表現されるが、語義の対応が1対1でなく、混乱を生じさせる。そこで、コーパスを用いた例文からstill, not yet, alreadyの練習問題を作成し、動画でイメージ図も作成した上で、従来型の文法説明のグループと動画を用いた実験グループとで効果を比較した。結果は実験グループが上回り、国際学会でも発表を行った。また、2025年度出版のテキストにも反映されることとなった。
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