<今年度の報告> 今年度、体調不良と仕事量の増加で研究活動ができなかった。5月にこれまでの研究の状況を日本教育システム学会で発表した。
<研究全体の報告> 音の加工法として、フリーソフトウェアでの加工でも十分特徴を強調した音を作ることができた。ただ、加工音を人が話しているように聴こえる範囲で加工するには、微妙な範囲での調整は必要だった。 この音を訓練に使う方法として、ソフトウェアを使って音の違いを被験者が自分で納得できるように聴かせるようにした。たとえば「rock」と「lock」を同じ画面に並べて、元の音と加工した音をそれぞれに並べ、加工した音のほうが音の違いが強調されているのに気づきやすくして与えた。被験者は普通の「rock」と「lock」のペア、強調した「rock」と「lock」を聴いたり、普通の「rock」と強調した「rock」を聴いたりができる。 強調した音を使用したグループが、気を付けなければならない音への関心を向ける傾向があった。
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