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2019 年度 研究成果報告書

英語対話教材開発のための相互行為プロセスの分析-非言語情報を中心に

研究課題

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研究課題/領域番号 17K02953
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 外国語教育
研究機関京都外国語大学

研究代表者

谷村 緑  京都外国語大学, 外国語学部, 准教授 (00434647)

研究分担者 吉田 悦子  三重大学, 教養教育院, 教授 (00240276)
仲本 康一郎  山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (80528935)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード英語学習者コーパス / 相互行為 / 非言語情報 / 非対称性 / ポライトネス
研究成果の概要

本研究の目的は,日本人英語学習者が参加する課題達成会話データに基づき,相互行為プロセスの実態を,発話場面と関連付けて解明することである。初年度は,言語情報,ジェスチャー,共同作業域を統合的に記述するための手法を検討した。特に,状況的認知論に注目し,言語・非言語のリソースを駆使した対話者らの知識共有過程に関する文献調査を行った。次年度には,話者ごとに個別のヘッドセットマイクを用意し,四者の多人数課題達成型会話の音声収録と動画収録を行った。そして最終年度では,母語を利用できない状況での目的指向型会話で,母語の異なる英語学習者たちが英語をどのように運用し目的達成に寄与するのかを明らかにした。

自由記述の分野

外国語教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の言語学的視点からみた学術的意義は,レゴ・ブロックを使用した限定的なタスク志向の会話を分析対象とすることで,いつ,どこで情報が共有されたかというグラウンディングの成立時点を,言語情報と作業状況から特定化することができる点である。特に,母語話者同士には見られない,英語学習者に特有の特徴を示すことができる。また,高品質な課題達成会話データを構築することにより,会話研究を深化させることができる点も特筆すべき点である。パラ言語情報は,会話において重要な役割を果たしているにもかかわらず,研究が遅れている。今回の会話データの構築はこのような会話研究の不備を補完するという意義がある。

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公開日: 2021-02-19  

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