研究課題/領域番号 |
17K02956
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
神谷 健一 大阪工業大学, 知的財産学部, 准教授 (50388352)
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研究分担者 |
木村 修平 立命館大学, 生命科学部, 准教授 (20589709)
近藤 雪絵 立命館大学, 薬学部, 准教授 (30722251)
榎田 一路 広島大学, 外国語教育研究センター, 准教授 (20268668)
岩居 弘樹 大阪大学, サイバーメディアセンター, 教授 (20213267)
田原 憲和 立命館大学, 法学部, 教授 (80464593)
齊藤 公輔 中京大学, 国際教養学部, 准教授 (90532648)
大前 智美 大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (00379108)
清原 文代 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 教授 (90305607)
氷野 善寛 目白大学, 外国語学部, 専任講師 (80512706)
矢野 浩二朗 大阪工業大学, 情報科学部, 准教授 (10612442)
森 真幸 京都工芸繊維大学, 情報工学・人間科学系, 助教 (90528267)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | ICT活用 / 教育デザイン / 外国語教育 |
研究実績の概要 |
2019年3月31日に『デジタル時代の教育 教育と学習をデザインするための指針』 https://pressbooks.bccampus.ca/teachinginadigitalagejpn/ の監訳を終えオンラインで無料公開したが、まさかこんなにも早く「デジタル時代の教育」が必要になるとは想定していなかった。その意味でも時機に適った公開であったと考えているが、2020年度開始直後から新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が発令され、全国的に学校閉鎖が相次ぎ、オンライン授業を一気に導入する必要性が発生した。 本科研の関係者は外国語教育においてICTを積極的に活用しようという取り組みをアーカイブするという取り組みを行なってきたが、FLExICT(外国語教育xICT) Expo 2020 緊急シンポジウム https://flexict-expo-2020.jimdofree.com を2020年7月26日にオンラインで開催できたことが最大の実績と考えられるであろう。本来なら2020年2月23日に実施した FLExICT Expo 2019 からすると、わずか5ヶ月での実施となり、まさに緊急シンポジウムの名に相応しいイベントであった。 2020年度には様々な学会等でもオンライン授業の実践報告が行われている。改めてこれらの発表者にも声をかけ、オンラインでアーカイブしておく必要もあるかもしれない。今後、研究分担者と相談の上、方向性を決めていくことになるであろう。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
2020年度はもともと最終年度を1年延長した年度であったが、新型コロナ禍の影響により2021年度まで再延長が認められている。しかし2019年度で研究費配分額を使い切った研究分担者が多かったため、オンラインで実施した7月のイベント(全て研究代表者の配分金で賄った)以降はさほど進んでいない。 一方、今後に繋がるオンライン授業に必要となりそうな物品の調達にも充てることができたため、有意義に研究費を執行できている。また、2020年8月以降、本科研のメンバーと重複しない新規プロジェクトを立ち上げることができ、新たに LEVOA https://sites.google.com/view/voaleaningenglish/ という無料教材サイトの開発・研究に繋がっており、2021年度から研究代表者の勤務校で主教材として実践利用しながら研究を重ねている。 今後、別の観点から教材アーカイブにも取り組んでいくことで本研究課題についても一層充実したものとなることが予想されるところである。
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今後の研究の推進方策 |
現在までの進捗状況の欄にも記載したように、本研究課題の開始時点には想定していなかった方向性へと徐々に向かっている。今後はオンライン教材の開発にも挑戦していきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナ禍で執行に残額が生じた。研究代表者に1,794円、研究分担者に26,870円と比較的少なめの残額となっているが、研究代表者・研究分担者とも私費合算(打ち切り支給)にて物品費もしくは旅費に充てる計画である。
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