研究課題/領域番号 |
17K02967
|
研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
木村 裕三 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (80304559)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 学校英語教育の動機づけ研究 / 複雑系理論 / 活動理論 / 複線路等至性アプローチ(理論) / 東アジア3か国の中等教育機関英語教育 / 質的研究 |
研究実績の概要 |
本年度は中国武漢を発症拠点とする新型コロナ感染症蔓延の影響を受け、中国(北京)、韓国(水原)における学校現場での参与研究が全く進展しなかった。計画が実行できなかった部分は以下の通りである。 1) 中国(北京)における9月のフィールドワーク 2)韓国(水原)における9月あるいは11月のフィールドワーク 3)最終年度におけるそれまでのデータの論文化、公表化 特に中国と韓国における渡航が不可能となり、現場での参与観察が不可能となった。しなしながら、前年度までの研究は順調に進展していたため、データ収集はほぼ完了している。 それに替えて、2021年3月の学会発表にむけた準備を進めた。結果的には他の要因から発表は直前でキャンセルとなったが、そのための準備を進めることが出来た。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
最終年度に新型コロナウィルス感染のパンデミックの影響を受け、現地における参与観察活動が全く不可能となった。それに替えて成果論文を執筆することを計画変更して進めようとしたが、オンライン授業等初めての対応に終始することを余儀なくされ、成果論文執筆も結果的には進めることが出来なかった。
|
今後の研究の推進方策 |
最終年度までにすでに収集が終わり、学会で口頭発表を終えている成果を論文化することを進展させる。すでに日本(富山)でのデータ収集は3年目で終了している。また、中国(北京)と韓国(水原)についてもそれぞれ学会発表を終え、論文化することが残されている。仮にパンデミックが続き、現地での参与観察が困難になった場合でも、これだけのデータを公開化することは最終年度の研究計画に含まれているので、計画の一部変更という形を取って本研究を推進する予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス感染症のパンデミックの影響を受け、現地における参与観察が不可能となったことと、成果発表を予定していた国際学会への渡航が不可能となり、支出の中心を占めていた渡航経費、謝金を消化する機会を逸したため。
|