研究課題/領域番号 |
17K02976
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研究機関 | 群馬県立女子大学 |
研究代表者 |
Snape Neal 群馬県立女子大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (10463720)
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研究分担者 |
細井 洋伸 群馬県立女子大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (40331946)
梅田 真理 群馬県立女子大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (80620434)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | second language / count / mass / definites / L2 learner |
研究実績の概要 |
本研究課題は、日本語を母語とする学習者による英語の冠詞と可算・不可算名詞の区別の習得について明らかにすることを目標としている。先行研究では、日本 人学習者はこれらの文法的要素の習得が難しく、上級者でも母語話者と差異のなく使用・解釈することが難しいことが報告されている。実験は主に、心理学実験ソフトSuperLabを用い、被験者の文の読み時間や回答選択 に要する時間も測定する「自己ペース読文タスク」と、被験者が冠詞と可算・不可算名詞の正用と誤用が正しく判断できるかどうかを調査する「文法性判断テス ト」から構成される。「文法性判断タスク」においては、被験者の英語の冠詞や可算・不可算名詞の区別に対する言語知識、そして「自己ペース読文タ スク」においては、被験者の冠詞や可算・不可算名詞の処理過程を調査する。調査は、実験群として日本語を母語とする英語学習者と、英語と同様に冠詞を有するスペイン語を母語とする英語学習者、そして統制群として英語母語話者を対象として行う。三つの被験者グループの結果を比較し、3グループの間に違いがあるかどうかを、言語知識と言語 処理の両方の観点から検証する。 H29年度には実験の作成及び英語母語話者18名(統制群)を対象とした調査を、University of SwanseaとUniversity of Greenwichにて実施した。H 30年度にはスペイン語母語話者36名と日本語母語話者に41名に参加して頂き、実験を行なった。令和元年度は、収集したデータを統計分析し、調査結果をまとめた後、言語習得に関する学会において研究結果を報告する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
Though we managed to test 25 native speaker controls, we hope to obtain more native speaker control judgements. This means we need to plan another trip in order to collect more judgements.
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今後の研究の推進方策 |
We hope to make a trip to the UK sometime during this academic year to collect further data from native speaker controls. Furthermore, we plan to analyze the data we have already collected from Japanese and Spanish learners of English and write up abstracts to submit to domestic and international conferences.
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次年度使用額が生じた理由 |
We planned to use the money for conference attendance, but due to a slight delay in our plan, we didn't use all the money.
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