研究課題/領域番号 |
17K02981
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
OHE HyeーGyeong 国際基督教大学, 教養学部, 課程准教授 (80552372)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 異文化コミュニケーション能力 / 韓国語・日本語教室 / ITを活用した国際間交流授業 / COIL |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、ITを活用したプロセス中心アプローチを韓国語学習教室に導入して、学生が社会的・相互行為的プロセスに積極的・能動的に参加できる国際 間交流授業を実施し、このような授業が目標言語や文化に対する学習者の文化及び言語能力に及ぼす影響を考察・評価することであった。この研究目的を達成するために、日本で韓国語を学ぶ学習者と韓国で日本語を学ぶ学習者間に、2年間にわたって国際間交流授業を実施した。アンケート調査の分析結果、日韓の学習者における交流授業の満足度は高く、短期間交流であったため言語能力の上達までは至っていないが、この授業を通して学習動機が高まり文化能力も高くなったと自己評価した。
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自由記述の分野 |
韓国語教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外国語教育の究極の目標は、学習者が自分の文化的境界を越えて言語や文化が異なっている人々と適切で効果的にコミュニケーションを行うための異文化間コミュニケーション能力(ICC)を高めることであろう。しかし一方、ICC関連の研究や試みは英語中心となっており、「ICC=英語教育」という歪んだ認識も少なくない。本研究では、情報通信技術を活用したプロセス中心アプローチを韓国語教室に導入することによって、学習者の積極的な参加を促す日韓交流授業を実施し、これが学習者の目標言語や文化、相互コミュニケーション能力にどのように影響するのかを明らかにすることで、韓国語教室におけるICC研究の土台作りに貢献している。
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