4年間で延べ 4,700名余りの小学校 5,6年生の児童を対象に学校内の英語掲示物の表記や授業内で文字が示される単語を児童がどのように認識しているのかを調査した。その結果、「単語の意味」に注目して判断する児童と、「単語の見た目や形」に注目して判断する児童とが存在することが分かった。認識の仕方の違いを生む要因は、各児童の学校内外における「総英語学習時間」の違いによることが明らかになった。「総英語学習時間」が 200時間~220時間に達する児童では、8割以上が意味に注目して判断しているのに対して、200時間に満たない児童では、意味に着目して判断する児童も8割には達していないことが分かった。
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