研究課題/領域番号 |
17K03016
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研究機関 | 文教大学 |
研究代表者 |
生田 祐子 文教大学, 国際学部, 教授 (50275848)
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研究分担者 |
高橋 礼子 (高橋礼子) 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 准教授 (30613913)
北村 優子 長野大学, 企業情報学部, 准教授 (80783844)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 英語教育 / リンガフランカとしての英語 / グローバル教育 / 模擬国連 / グローバルシティズンシップ教育 |
研究実績の概要 |
研究最終年度である2022年度において、Covid-19感染防止対策の制限を遵守しながら、主たる研究フィールドである日本大学模擬国連(JUEMUN)が6月24 -26日にかけて、ノートルダム清心女子大学にて3年ぶりに対面で開催され、予定していた調査を実施することができた。議題としては、ユネスコにおける世界遺産の保全に関連するテーマを取り上げ、11大学、13ヵ国(国内留学生が中心)から152名の学生が各国代表として参加した。文教大学から参加した10名の大学生を対象に半構造的面接とフォーカスグループ・インタビューの手法を用いて、質的調査を継続実施した。その後、10月から 12月にかけて、日本大学模擬国連(JUEMUN)参加者を中心に、オンラインで英語による学生会議(Online Intercollegiate Students Conference/OICS)を実施した。この会議では、インドネシア教育大学を含む4大学の学生を対象にアンケート調査を行った。日本大学模擬国連(JUEMUN)や学生会議(Online Intercollegiate Students Conference/OICS)のような国際協働学習環境は、国際的な対話力を養う教育活動として非常に効果的であり、リンガフランカとしての英語教育の効果以上に、異文化と国際理解への気づきを促すグローバル教育としての効果が確認された。この研究の意義と重要性については、関連する学会での研究報告を含め、中学校や高校、大学の英語教員を対象とする模擬国連ワークショップなどの機会を通じて報告している。
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