• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実績報告書

日本人英語教員の発音力向上を目的とした発音指導プログラムの構築と効果測定

研究課題

研究課題/領域番号 17K03022
研究機関聖心女子大学

研究代表者

杉本 淳子  聖心女子大学, 現代教養学部, 准教授 (70407617)

研究分担者 内田 洋子  東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (50313383)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード発音指導 / 明瞭度 / 教職音声学 / 英語音声学 / 母音
研究実績の概要

再期間延長制度を利用した2021年度は、本課題の最終年度であった。6月には研究成果の一部をオンラインで行われた国際学会PSLLT (Pronunciation in Second Language Learning and Teaching)において発表した。内容は、以前、英語母語話者がおこなったのと同じタスクを日本語母語話者にしてもらうことで、母語話者と非母語話者の間で母音の評価の仕方が異なるのかを比較し、とくに日本語母語話者にはどのような評価の傾向があるのかを分析したものである。日本語を母語とする英語学習者が発音に困難を覚えると言われる英語母音3ペアを含んだ単語のリストを作成し発音してもらった。これを英語母語話者と日本語母語話者の2グループの実験参加者に明瞭度(intelligibility)と適合度(goodness)の評価をしてもらった。英語母語話者と日本語母語話者の評価にある程度共通点は見られたものの、特定の母音において両者の違いも明らかになった。とくに NURSE-START母音とGOAT-THOUGHT母音の評価については個人差や単語間の差が大きく、評価が不安定であることがわかった。さらには、母音が生起する音声環境やつづり字の影響等にも注目する必要があることが明らかになった。音声指導において評価は欠かせない側面であるものの、英語母語話者ではない教員にとって評価は大きな課題でもある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] Nonnative Preservice Teachers’ Evaluation of Three English Vowel Pairs by Japanese Speakers2021

    • 著者名/発表者名
      Yoko Uchida and Junko Sugimoto
    • 学会等名
      Pronunciation in Second Language Learning & Teaching (PSLLT) 12th Annual Conference (Virtual)
    • 国際学会
  • [図書] やさしい言語学2021

    • 著者名/発表者名
      高橋 留美・大塚 みさ・杉本 淳子・田中 幹大
    • 総ページ数
      241
    • 出版者
      研究社
    • ISBN
      978-4-327-37748-9

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi