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2018 年度 実施状況報告書

上海地区の新人英語教員に対する研修と成長-5年間の縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K03036
研究機関立命館大学

研究代表者

大賀 まゆみ  立命館大学, 言語教育センター, 嘱託講師 (40737839)

研究分担者 田浦 秀幸  立命館大学, 言語教育情報研究科, 教授 (40313738)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード新人教員 / 縦断研究 / 台湾の英語教育 / 上海の英語教育 / 新人研修 / 授業観察
研究実績の概要

本年度は台湾の高雄市と台北市にある公立小中学校での新人教員の追跡を開始した。これは上海地区でのこれまでの新人教員の成長研究データと対比させる為であり、付加的に上海で商業ベースの英語スクールの新人教員の授業観察とインタビューも行った。
高雄市では、教員2年目の小学校教師1名の5年生と6年生の授業、台北市では教員2年目の中学校教師1名の中学2年生の授業を観察、それぞれビデオに録画し、授業の前後にインタビューを行った。インタビューでは、英語教師になるに至った背景や、研修やサポートの実態、授業内容や授業実践について質問を行った。また、本研究の目的である、「新人教員に対する研修と成長」を明らかにするため、10月より、この2名が受けた、研修、ワークショップ、サポートをオンライン上で、随時報告してもらっており、この2名を数年に渡って、授業、研修とも調査する予定である。
台湾での公立の小中学校での新人教員を追跡することにより、2020年に小学校3,4年生に英語が導入される日本の英語教育の参考になる提案が可能になるものと考えられる。
本研究は、研究代表者と研究分担者が継続的に参加してきた科研費研究課題(2014-2017年 陸)を、データも含め引き継いでおり、すでに収集済みのデータ(教師3名3年分と1名4年分の授業ビデオとインタビューデータ)と、台湾で引き続き収集予定の2名のデータの比較を行えば、上海と台湾の英語教育の比較も可能になる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

上海の3年分のデータに加え、本年度より台湾にて新人教員2名の追跡を始めた。来年度の継続も了承がとれており、当初の目標に向けて、順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

本年度データを収集した、高雄、台北の新人教員2名を、毎年継続的に追跡していく。収集した授業データ、インタビューは書き起こし、教員研修や、受けたサポートについても2名の教員から引き続き随時報告してもらう。最終的には、上海と台湾で収集したデータを比較分析する予定である。

次年度使用額が生じた理由

台湾でのデータ収集を、3月24-29日に行ったため、2018年度の精算に間に合わない経費が発生した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 上海の中学校の英語授業における教員の言語使用─二年に渡る分析の結果から─2018

    • 著者名/発表者名
      大賀まゆみ
    • 学会等名
      JACET(大学英語教育学会)関西支部大会

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公開日: 2019-12-27  

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