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2020 年度 実施状況報告書

上海地区の新人英語教員に対する研修と成長-5年間の縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K03036
研究機関立命館大学

研究代表者

大賀 まゆみ  立命館大学, 言語教育センター, 嘱託講師 (40737839)

研究分担者 田浦 秀幸  立命館大学, 言語教育情報研究科, 教授 (40313738)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード台湾の英語教育 / 教員研修 / 授業観察 / 縦断研究 / 教師の成長 / 上海の英語教育
研究実績の概要

2018年度に台湾、高雄市の小学校、台北市の中学校で第一回目のデータ収集を行ったが、周知の通り、新型コロナウィルスの蔓延により、2019年度に引き続き、2020年度も台湾へ渡航してのデータ収集は中止にせざるを得なかった。その代わりに、今年度は2人の被験者の先生方にお願いして、 11月から1月にかけ、1人2クラスの授業を自ら撮影してもらい、Google driveで研究協力者と共にシェアし、授業ビデオの視聴を行った。その後、Zoomで台湾とつなぎ、2人の先生に対して、インタビューを行った。教室で授業を実際に観察するように、生徒の動きや、反応、教材の詳細などを、完全に把握することは難しかったが、教材やクラス情報をシェアしてもらい、40分ほどのインタビューの中でフォローアップの質問をすることにより、2018年度のデータに近いデータが収集できたのではないかと思う。収集したデータは、現在書き起こしを依頼している。
また、開始当初から行っている、教員研修、ワークショップ参加、受けたサポートの報告を引き続きオンライン上で行ってもらった。インタビューでは、これについての質問も行い、台湾の教員研修システムやトレーニングの把握を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初の計画では、2018-2020年度にかけて、毎年台湾にてデータ収集を行う予定であったが、新型コロナウィルスの影響により、2019年度と2020年度は、現地への渡航は、断念せざるを得なかった。2020年度については、被験者の先生方に授業ビデオを提出してもらい、インタビューをZoom上で行ったが、現在のところは1年遅れで進行している状態である。2021年度、状況が改善し、台湾に渡航し、遅れている3回目のデータ収集ができることを期待している。
教員研修、ワークショップ参加、受けたサポートの報告は引き続きオンライン上で行ってもらっており、こちらは順調にデータ収集が進んでいる。

今後の研究の推進方策

教員研修、ワークショップ参加、受けたサポートの報告については、オンライン上で引き続き行っていく。台湾での授業観察・インタビューについては、新型コロナウィルスが収まり次第、行う予定である。
本研究は、上海において研究代表者と研究分担者が継続的に参加してきた科研費研究課題(2014-2017年 陸)を、データも含め引き継いでいるが、今後本研究で順調にデータ収集が進めば、上海と台湾のデータを比較することも可能になる。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルスにより、台湾渡航が2年連続で中止となり、海外渡航費、宿泊費などを支出しなかったため。

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公開日: 2021-12-27  

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