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2022 年度 実績報告書

上海地区の新人英語教員に対する研修と成長-5年間の縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K03036
研究機関立命館大学

研究代表者

大賀 まゆみ  立命館大学, 言語教育センター, 嘱託講師 (40737839)

研究分担者 田浦 秀幸  立命館大学, 言語教育情報研究科, 教授 (40313738)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード上海の英語教育 / 台湾の英語教育 / 教員研修 / 縦断研究 / 授業観察 / 教師の成長
研究実績の概要

本研究の目的は高いレベルの英語教育を実現している上海地区の教員研修と、小中学校英語教員の授業を継続的に調査・分析し、日本の英語教員研修制度構築にその結果を還元することであった。上海での調査・分析は、研究代表者と研究分担者が、継続的に参加してきた科研研究(2014-2016年 陸)で収集した3年分の縦断データを譲り受けこれを分析し、学会発表と論文化を行った。新たなデータの収集については、上海との比較を視野に入れながら、同じ東アジアで日本より早い時期から小学校英語の導入が進んでいる台湾で行った。データ収集は、2019年3月(台湾にて)、2020年11月から2021年1月(コロナ禍のため参加者の2教師がクラウドに動画をシェア)に小学校教師1名、中学校教師1名を対象に行った。
最終年度は、下分析が終了した台湾の2つの授業動画データを、言語使用に焦点をあてて詳細な分析を行った。さらに、分析終了後、参加者の2人の教師に授業動画をもう一度見てもらい分析結果を示しながらリフレクションインタビューを実施した。小学校教師については英語の使用の増加をはじめ、多面的に成長と変化が見られ、教員研修・ワークショップの参加もこれに寄与していることが明らかになった。中学校教師に関しては、言語使用の面では使用英語量の減少が観察されたが、これはシラバスによる縛りやプレッシャーが要因になっていることがわかった。3月には台湾に渡航し、2人の先生に分析結果の報告を行い、小学校教師の成長については、得られた結果を学会で発表した。今後中学校教師の分析結果も併せ、学会発表・論文化する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 台湾の小学校英語教員の成長2023

    • 著者名/発表者名
      大賀まゆみ
    • 学会等名
      大学英語教育学会(JACET)関西支部大会

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公開日: 2023-12-25  

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