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2020 年度 実績報告書

中世伊勢神宮に関する三重県外所在古文書の網羅的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K03077
研究機関皇學館大学

研究代表者

岡野 友彦  皇學館大学, 文学部, 教授 (40278411)

研究分担者 多田 誠 (多田實道)  皇學館大学, 文学部, 教授 (00440834)
小林 郁  皇學館大学, 研究開発推進センター, 助手 (90779654)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード伊勢神宮 / 古文書学 / 荘園史 / 神宮史
研究実績の概要

本研究は、神宮領荘園の広域的展開などにより、全国各地に関連史料が存在している中世伊勢神宮に関連する古文書のデータを、網羅的に収集し、公開することにより、近年長足の発展を遂げた中世伊勢神宮に関する研究を、より飛躍的に発展させることを目的として、平成29年度から3年計画で開始したものである。しかし、諸般の事情により平成31年度(令和元年度)中にその初期の目標を達成することはできず、令和2年度末まで1年延長させていただいたところである。
しかるに令和2年度は春からのコロナ禍により三重県外、ことに首都圏への出張が事実上不可能となり、当初予定していた国立歴史民俗博物館での関連古文書データ収集作業は断念せざるを得なかった。そのため令和2年度は、アルバイトと業者発注を併用して、既に翻刻されている古文書データの入力作業に力を傾注した。その結果、令和2年度末までに、三重県史編さん班に紙媒体データがあり、再調査の必要のない古文書2215点全てについて入力を終え、また『南北朝遺文』『戦国遺文』等の全てのまくり分について翻刻漏れがないか、また上述した既翻刻史料およびまくり分の入力情報とリストとを照合し、リストに漏れがないかを確認した。
結果として国立歴史民俗博物館等への出張による史料データ収集と、令和元年度末までに収集した古文書データの翻刻が課題として残ってしまったが、両者とも特段の研究費を必要とするものではないため、大学の個人研究費や大学院の授業などを通じ、今後数年をかけて収集と翻刻作業を続けていくことにしたいと考えている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] 太神宮御祈祷所遠江国浜名神戸大福寺について2021

    • 著者名/発表者名
      多田 實道
    • 雑誌名

      東海仏教

      巻: 66 ページ: 1-17

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 真盛上人の伊勢信仰について―天照大御神男体観を中心に―2020

    • 著者名/発表者名
      多田 實道
    • 雑誌名

      日本仏教学会年報

      巻: 85 ページ: 169-192

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 『凶徒御退治御告文』に見る足利義満の神祇祈祷2020

    • 著者名/発表者名
      桐田貴史
    • 雑誌名

      古文書研究

      巻: 90 ページ: 43-62

    • 査読あり

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公開日: 2021-12-27  

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