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2020 年度 実施状況報告書

山川健次郎と近代日本の多角的研究  教育、東北、歴史認識

研究課題

研究課題/領域番号 17K03107
研究機関青山学院大学

研究代表者

小宮 京  青山学院大学, 文学部, 教授 (80451764)

研究分担者 佐藤 健太郎  千葉大学, 大学院社会科学研究院, 准教授 (20580393)
中澤 俊輔  秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (50707891)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード山川健次郎 / 東京帝国大学 / 高等教育 / 会津 / 戊辰戦争
研究実績の概要

本研究は、山川健次郎(1854~1931)の関係資料の調査分析を通して、近代日本の教育政策をめぐる構想と、地域における文化事業ならびに課題解決の実態について検討を行う。従来、山川は帝国大学総長や会津人としての側面が強調されてきた。これに対して、山川の新たな一面に着目しつつ、民間や地域の視点を取り入れ、近代日本の教育政策とローカル・ガバナンスを再検討することが、本研究の目的である。
当初計画を延長した本年度は、引き続き研究会を開催する予定だった。しかしながら新型コロナの感染状況を踏まえ、各地への移動を自粛せざるを得なかった。こうした事情により代表者・分担者が一か所に集まることは不可能であった。そこで、電話やメールといった手段を用い、進捗状況を確認することで代替した。
この間、成果を世に問うことが出来た。代表者は、山川健次郎の生涯に関して研究を進め、東大総長時代の事績について論考を公表した(「日本の学校はなぜ「4月入学」なのか? 100年前の大改革を振り返る」『論座』2020年5月4日掲載)。関連してインタビューを受けた(「かつて慶応大学は8月入学…なぜ日本は「4月入学」になったのか」『SmartFlash』2020年5月5日掲載。インタビュイー)。また分担者の中澤俊輔は、山川健次郎の留学に関する考察を公表した(「史料の窓 明治6年の留学生帰朝命令と山川健次郎」『法律時報』2020年8月号)。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

代表者・分担者による各種資料調査は、やや遅れている。
研究会を開くことは難しかった。
研究成果も公表し、着実に成果を積み重ねている。

今後の研究の推進方策

前年度に引き続き、本年度も関係資料の調査を実施し、一層の考察を行い、成果を公表することを目指す。

次年度使用額が生じた理由

資料所蔵先等の調査を計画していたが、年度末の新型コロナ発生に伴い、調査を行うことができなかった。そのため次年度使用額が生じた。
使用計画としては、資料調査および成果物の公表に向け、活用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 日本の学校はなぜ「4月入学」なのか? 100年前の大改革を振り返る2020

    • 著者名/発表者名
      小宮京
    • 雑誌名

      『論座』

      巻: 5月4日 ページ: 1-4

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 史料の窓 明治6年の留学生帰朝命令と山川健次郎2020

    • 著者名/発表者名
      中澤俊輔
    • 雑誌名

      『法律時報』

      巻: 92巻9号 ページ: 1

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公開日: 2021-12-27  

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