研究課題/領域番号 |
17K03112
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
杉本 弘幸 佛教大学, 社会福祉学部, 非常勤講師 (10625007)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 失業対策事業 / 社会政策 / 社会福祉 / 労働政策 / 労働者 / 労働者文化 / マイノリティ / 現代史 |
研究実績の概要 |
本年度は、全国の史料調査・ヒアリング調査と関西地域での史料調査とヒアリング調査を行った。全国の調査では東京都での調査を引き続き継続した。資料館・文書館・大学図書館などで史料収集と写真撮影を継続的に行った。 本年度の研究成果は、①「戦後失対労働者における自立演劇サークルの上演活動」(世界人権問題研究センター編『問いとしての部落問題研究-近現代日本の忌避・排除・包摂-』2018年3月)②「戦後失業対策事業・失対労働者における在日朝鮮人-1950年代前半を中心に-」(社会事業史学会『社会事業史研究』53号、2018年3月)、③「新刊紹介 今村家文書研究会編『今村家文書史料集』上・下巻」(日本史研究会『日本史研究』657号、2017年5月)④「災害展示の現状と課題―人と防災未来センター資料室の事例から―」(『第25回全国科学博物館協議会研究発表大会予稿集』、2018年2月) 口頭発表は、①「戦後失業対策事業・失対労働者研究の意義と射程」(第64回四国地区人権教育研究大会大学部会、2017年7月14日)②「戦後失業対策事業・失対労働者における在日朝鮮人」(第115回史学会大会近現代史部会、2017年11月12日)③「災害展示の現状と課題-人と防災未来センター資料室の事例から-」(第25回全国科学博物館協議会研究大会、2018年2月15日)、④「戦後失業対策事業・失対労働者における在日朝鮮人」(社会福祉形成史研究会、2018年2月19日)、⑤「戦後失業対策事業・失対労働者における在日朝鮮人」(同志社大学人文科学研究所第17研究会、2018年2月24日)、⑥「戦後失業対策事業と労働運動-戦後独立プロ映画にみる-」(「映像(幻灯と映画)に見る戦後の失業・貧困問題と労働運動」、2018年3月2日、エル・ライブラリー)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
おおむね予定通り、史料調査・ヒアリング調査を行うことができた。その史料調査の成果を生かし、研究報告も行うこともできた。来年度もこの調子で史料調査や研究報告を行っていきたい。
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今後の研究の推進方策 |
おおむね順調に史料調査・ヒアリング調査を行うことができたが、東京都などの遠隔地は、長期滞在が必要なためできなかった。日程調整の上、行っていきたい。また、関西地域の史料調査も約週1回のペースをできるだけ維持して、各地の資料館、文書館、大学図書館などで基礎的な史料を収集していく。戦後失業対策事業・失対労働者研究の史料集編纂事業に関与しているので、そのための資料収集も本格化したい。 できるだけ、研究報告や依頼原稿を積極的に引き受け、さまざまな指摘や批判を受けて、研究の水準をブラッシュアップしていきたい。今後は、歴史学、社会政策学、社会福祉学などの全国学会誌に論文投稿も行い、積極的に研究成果を発信していきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
資料整理用ノートパソコンの購入が間に合わなかったため。ノートパソコンを購入して使用する。
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