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2019 年度 研究成果報告書

西播磨小藩・旗本領における領主支配と地域社会構造の歴史的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K03117
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関神戸女子大学

研究代表者

今井 修平  神戸女子大学, 文学部, 教授 (00131540)

研究分担者 東谷 智  甲南大学, 文学部, 教授 (10434911)
鎌谷 かおる  立命館大学, 食マネジメント学部, 准教授 (20532899)
村田 路人  大阪大学, 文学研究科, 教授 (40144414)
志村 洋  関西学院大学, 文学部, 教授 (90272434)
郡山 志保  京都外国語大学, 外国語学部, 非常勤講師 (00838310)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード三日月藩(森家) / 在地下級家臣 / 陣屋町 / 平福(松井家)領 / 駿府城勤番 / 公儀触の伝達 / 大庄屋支配 / 郡中入用
研究成果の概要

近世西播磨の外様小大名、三日月藩の藩庁文書、大庄屋文書および陣屋元の旧武家屋敷に現存する小林家文書、竹内家文書を調査し、竹内家文書については古文書目録と翻刻集を刊行した。そこからは小規模ながら陣屋と在地する家臣団、近接する宿場町を中心になされる地域運営の実態と、藩主の江戸参勤、駿府城勤番に随行する下級家臣の記録を通じて播磨の一地域と中央との繋がりがある程度判明した。在地する家臣団の地域社会でのあり方の一端も解明できた。大庄屋支配については個別領主支配ごとに職責に相違があることも明確となった。触留帳の分析からは幕府からの触れ伝達の方法が個別領主によって異なることが明らかとなった。

自由記述の分野

日本近世史

研究成果の学術的意義や社会的意義

近世における西播磨の地域的特質を、領主支配と地域行政に焦点を当てて検討し、幕府の広域行政支配の強い非領国地域であっても西播磨では小藩や旗本領が陣屋町を拠点に独立性のある地域的纏まりによって個別領主支配を実現していたことを解明した。また大庄屋の役割や幕府の公儀触れの伝達方法にも個別領主支配ごとに異なることも判明した。また三日月藩(森家)下級家臣の武家屋敷に伝存する古文書の発見により、在地する家臣(武士)の地域社会との日常的、経済的な関わりの具体相も明らかとなった。さらに藩主の江戸参勤や駿府城勤番に随行する下級家臣に記録からも中央と地方の関係が読み取れた。

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公開日: 2021-02-19  

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