1)ヨーロッパからの海路による脱出、2)難民コミュニティを襲った猩紅熱の流行、3)太平洋戦争と無国籍避難民指定地域設置により困窮した1943年~1944年に発生した火事の被災者たちへの支援、4)同時期に実施された冬期貧民救済事業、5)アメリカ軍による難民指定地域の誤爆におけるコミュニティの対応、6)共同研究「災害・戦争を契機とした専門家の関与と被災者に関する研究」の枠内で、上海やハルビンのユダヤ人難民への日本の対応を委ねられた専門家たちについて研究した。 本研究により、上海のユダヤ人難民コミュニティが自治組織として様々な危機に対応し、その経験により対応能力を高めて行ったことが明らかになった。
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