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2019 年度 研究成果報告書

20世紀前半期南アフリカの左翼政治運動とアフリカ人・カラードにかんする研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K03168
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ史・アメリカ史
研究機関金沢大学

研究代表者

堀内 隆行  金沢大学, 歴史言語文化学系, 准教授 (90568346)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード南アフリカ
研究成果の概要

バントゥー系アフリカ人とカラード(ケープタウン周辺の先住民、解放奴隷、「混血」の人々)の分断は、南アフリカの人種・民族がもっとも大がかりに分割された過程だった。本研究では、これを20世紀前半期の左翼政治運動について検討した。より具体的には、共産党が1928年前後、アフリカ人の民族解放闘争に特化し、1930年代後半、トロツキストの浸透したカラードの組織化を断念する過程を分析した。

自由記述の分野

南アフリカ史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義の第一は、南アフリカにおいて被支配人種・民族がもっとも大がかりに分割される過程を、体制側でなく左翼政治運動の関与に注目して扱うところである。第二はバンティング、グールなどイギリスとのつながりも強い人物群をとり上げるところである。
第三は、19世紀末の帝国主義期から20世紀後半のアパルトヘイト期への移行を検討しているところである。第四は、現在の政治状況にたいする過去の経緯の影響を探り、(現地の研究者には困難な)ANCによる人種の分断の検討をおこなっているところである。

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公開日: 2021-02-19  

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