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2021 年度 実施状況報告書

1707年イングランド・スコットランド合同に関する再検討-新発見史料を用いて

研究課題

研究課題/領域番号 17K03194
研究機関早稲田大学

研究代表者

松園 伸  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60239019)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワードスコットランド議会 / 1707年国家連合 / スコットランド貴族 / スコットランド代表貴族選挙
研究実績の概要

コロナ禍の英国での流行のため、現地で予定していた史料調査(ホープトンHopetoun伯爵、ハミルトンHamilton公爵、ステアStair伯爵などの有力貴族の個人文書、エジンバラ市政にかんする一次史料など)、現地での研究報告が不可能になっている。そのため日本で利用可能なスコットランド議会議事録、枢密院記録、有力政治家のメモアール、新聞・雑誌等のデータベースなどの精読に努め、種々新たな発見をすることができた。今年度はこれを活用して、17世紀以降のスコットランド議会にかんする英文、邦文の論文(査読誌)での発表を目指している。
さらに今年度は、これまでともすれば政治史中心の分析が中心であったが、経済史、社会史の観点からも調査を進めることができた。特にスコットランド・イングランド合同に反対するスコットランド民衆運動にかんして、新たな知識が得られた。
また現代のスコットランド民族党(Scottish National Party) などが主導するスコットランド独立運動などにも注目して、これの歴史的背景を調べ多くの知見を得ることができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍(Covid-19)の英国での流行のため、現地での史料調査、学会報告が不可能になり進度がやや遅れている。しかし一部の重要な史料はコピーなどによってスコットランド、エジンバラの文書館から取り寄せることができた。今年度はこれらを英文、邦文の学術誌(査読付)で発表を予定している。

今後の研究の推進方策

今年度、コロナ禍(Covid-19)の危険性が下がることを前提に、感染防止に留意しながら残った未見の史料を調査し、それを踏まえて英文、邦文の学術誌(査読付)への掲載を目指す。

次年度使用額が生じた理由

2021年度において予定していた、スコットランドにおいての現地史料調査、研究報告が不可能になったため。

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公開日: 2022-12-28  

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