研究課題/領域番号 |
17K03213
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
|
研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
飯塚 文枝 東京都立大学, 人文科学研究科, 客員研究員 (80744664)
|
研究分担者 |
出穂 雅実 東京都立大学, 人文科学研究科, 准教授 (20552061)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
キーワード | 考古学 / 旧石器から縄文移行期 / 南九州 / 土器分析 / 石器分析 / 計量考古学 / 古環境分析 / 景観分析 |
研究成果の概要 |
後期更新世から完新世への移行期の変化は新石器化のプロセスと言われ、現在、その変化が多様であることから、地域に特化した事例研究が求められている。本研究では南九州に焦点を当て、後期旧石器から縄文時代草創期・早期への技術と行動の変化および環境変動との関連性を探った。結果、海面の上昇が、縄文時代草創期の土器技術の採用や早期への移行と関連し、気候変動が縄文時代早期への移行と、気候の温暖化と植生の変化が縄文時代早期における技術の変化や地域的な人口増加と連動している可能性が推定された。縄文時代草創期については種子島と南九州本島との間で土器の技術的な変異性が明らかになったため、今後その理由を解明していきたい。
|
自由記述の分野 |
考古学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新石器化のプロセスの研究事例として、南九州において、後期旧石器から縄文時代草創期・早期への変化の理由を土器・石器技術の製作過程の再構築および古環境・景観の変化との比較から探ること。
|