研究課題/領域番号 |
17K03218
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
城倉 正祥 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90463447)
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研究分担者 |
久保田 慎二 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部附属国際人文社会科学研究センター, 准教授 (00609901)
山藤 正敏 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 主任研究員 (20617469)
山内 和也 帝京大学, 付置研究所, 教授 (70370997)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 隋唐都城 / シルクロード都市 / 空間構造 / 衛星画像 / GIS / アク・ベシム遺跡 / 唐砕葉城 / 瓦の製作技法 |
研究成果の概要 |
本研究は、衛星画像を用いたGIS分析により、唐長安城・洛陽城と同時期のシルクロード都市遺跡を比較を試みた。具体的には、キルギス共和国に位置するアク・ベシム遺跡(唐砕葉城)の測量・レーダー探査を実施するとともに、その構造をGISを用いて北庭故城・高昌故城・交河故城と比較した。その上で、高句麗・渤海・日本などの東アジア各国の都城とも比較し、マクロな視点で唐代都城の展開とその歴史的意義を考究した。
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自由記述の分野 |
東アジア考古学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、唐代を中心として西に展開したシルクロード都市、高句麗・渤海・日本など東に展開した都城を、中原の長安城・洛陽城と比較する作業を通して、その歴史的意義を考究した。結果、西に展開したシルクロード都市は唐の軍事的橋頭保と内陸商業都市としての二面性を持つのに対して、東アジア各国に展開したのは長安城・洛陽城という首都を模倣した思想空間であった点が明らかになった。唐代における都城制の東西への展開は、その歴史的意義が大きく異なっていたのである。
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