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2022 年度 研究成果報告書

GISを用いた自動車静脈産業の歴史的展開過程と立地変容に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K03255
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 人文地理学
研究機関北海学園大学

研究代表者

浅妻 裕  北海学園大学, 経済学部, 教授 (70347748)

研究分担者 福田 友子  千葉大学, 大学院国際学術研究院, 准教授 (40584850)
劉 庭秀  東北大学, 国際文化研究科, 教授 (70323087)
岡本 勝規  富山高等専門学校, その他部局等, 教授 (80311009)
外川 健一  熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(法), 教授 (90264118)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード移民系企業 / 自動車リサイクルシステム / 流通のハブ / 中古品の経済的属性 / ネットワーク
研究成果の概要

中古品の流通形態の変化が、自動車静脈産業の立地体系に大きく作用した。1970年代以降の「ネットワーク化」の進展により、国内企業の立地体系が集積から分散へと変化した。一方で、特に1980年代以降、移民系企業(家)が増加した。移民系企業にとって、社会関係資本を要因とする「近接性」がより重視されるため、特定地域への集積現象も観察された。また、中古車オークションは、移民系企業の当該産業への参入ハードルを低くしたが、このことにより、会場近辺への集積現象もみられるようになった。これら現象の根底には動脈サイドとは異なった、静脈サイド独自の「中古品の経済的属性」が大きく作用していることも一定程度解明できた。

自由記述の分野

経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

静脈産業の立地の論理は動脈産業とは異なるものである。それは、静脈産業が対象とする中古品や廃棄物の経済的属性が密接に関連する。財が有するこれら属性から立地理論を構築しようとしたことが本研究の学術的意義である。また、リユース・リサイクルの重要性が益々増大する中で、「ニッチ」であるが故に、社会的にも依然としてその(国際)資源循環全体における位置づけが十分に理解されていないとも思われる。本研究における、これら産業の展開メカニズムや資源循環プロセスにおける役割を明確にする方向性は極めて重要で、社会的意義も高い。

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公開日: 2024-01-30  

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