研究課題/領域番号 |
17K03302
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
椿原 敦子 龍谷大学, 社会学部, 准教授 (00726086)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 宗教儀礼 / 芸能 / ネオリベラリズム / 文化人類学 |
研究実績の概要 |
2020年度は当初の計画を延長し追加の資料収集および現地調査を実施する予定であったが、国内および調査予定地での感染症拡大によりこれらの調査を行うことができなかった。そこで、 (1)イランにおける宗教儀礼および芸能に関する近年の研究動向調査、(2)儀礼に関する映像・出版資料の新規収集と分析の2点について調査を行った。(1)に関しては、2010年代以降に若手研究者による人類学的フィールドワークに基づく研究成果が増加している。論文執筆など成果公開の際にはこれらの研究を踏まえるのはもちろんのこと、今後の国際的な研究連携も行いたい。(2)に関しては、イラン革命前の儀礼実践について映画や小説なども分析対象とすることで、儀礼の実施形態や朗誦者の技巧についての新しい知見を得ることができた。これらの調査によって儀礼の変化を通時的に検討することで、本研究の課題であるイランにおける「宗教」の社会的布置について考察する見通しを立てることができた。今年度は成果公開を十分に行うことができなかったが、上記の調査および2019年にアメリカにて実施した短期調査にもとづき、辞書項目の執筆を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究実績にも記載したように、調査地での資料収集およびフィールドワークを実施することができなかった。加えて、2020年度は大学のオンライン授業対応等で研究時間を確保することが難しく、他の研究プロジェクトとのエフォート配分を行った結果、本研究に充てる研究時間が当初の予定より少なくなったため、研究の進捗は遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
今後は調査と研究会の開催を行う予定であったが、感染症の拡大により次年度も実施の見通しが立たないため、研究大会での発表と論文の執筆により成果公開を行っていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度中に予定していた現地調査が実施できなかったため。次年度は資料購入および国内での研究打ち合わせに本助成金を充てる。
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