本研究の最大の成果は、国内外の第一線の研究者との意見交換を通じ、わが国の現状、ヨーロッパの動向について、実態を把握し、その上で法的諸問題についての議論を交わし、わが国の製作請負における契約適合性についての将来像を構築する基礎を気づいたことである。具体的には、ドイツから請負契約の第一人者であるヴォルフガング・フォイト教授、新進気鋭の研究者であるミヒャエル・ツバンツガー教授、マーティン・シュミット=ケッセル教授を招き、東洋大学で講演会を開き、わが国の研究者を交えて議論を行った。そこで得られた成果については、適宜学内の紀要などで公表している。
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