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2019 年度 実績報告書

地震保険制度の再構築

研究課題

研究課題/領域番号 17K03486
研究機関創価大学

研究代表者

黒木 松男  創価大学, 法務研究科, 教授 (40170112)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード地震保険 / 東日本大震災 / 熊本地震 / クライストチャーチ地震
研究実績の概要

(1)黒木松男「大規模自然災害に対する個人のリスクファイナンス」保険学雑誌645号(2019年6月、日本保険学会)23頁~39頁。本論文は、2018年(平成30年)の日本保険学会大会の共通論題「大規模自然災害とリスクファイナンス」のパネリストとして発表したもので、地震保険、火災保険、建物更生共済、兵庫県のフェニックス共済、民間損保の災害保険について言及し、それぞれの現状と課題について検討考察している。
(2)NHKのあさイチにビデオ出演
2018年に発生した台風被害について、日本全国に大きな損害を生じさせたため、NHKのあさイチが、火災保険の中の水害保険がどのようなものなのかを解説するために出演した。台風災害や豪雨災害が頻繁に生じているので、保険料の値上げ問題が浮上している。
(3)黒木松男「Earthquake Commission Actの改正-ニュージーランド・クライストチャーチ地震の衝撃」保険学雑誌647号(2019年12月、日本保険学会)27頁~42頁。2011年2月22日に、ニュージーランドのクライストチャーチ地震によって、ニュージーランドの地震保険がどのような変容を遂げたのかをレポートした論文である。このクライストチャーチ地震は、ニュージーランドに地震保険(正確には自然災害保険)が生まれて初めて経験した大規模地震であったため、地震保険金が巨額に上り、2011年から2019年まで、ニュージーランド財務省において検討され、2019年2月18日に改正法が成立した。その改正内容は、自然災害保険の保険料の値上げ、家財担保からの撤退、EQC(地震委員会)と民間損保の緊密な連携による請求の1本化など、わが国の地震保険に対する教訓を残す改正であった。今後ニュージーランドの自然災害保険(地震保険)がどのような道を歩むのか、大きに興味深いものがある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 大規模自然災害に対する個人のリスクファイナンス2019

    • 著者名/発表者名
      黒木松男
    • 雑誌名

      保険学雑誌

      巻: 645号 ページ: 23頁 39頁

  • [雑誌論文] Earthquake Commission Act の改正-ニュージーランド・クライストチャーチ地震の衝撃-2019

    • 著者名/発表者名
      黒木松男
    • 雑誌名

      保険学雑誌

      巻: 647号 ページ: 27頁 42頁

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公開日: 2021-01-27  

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