2019 年度研究成果報告書

A Cross-National Analysis of Regional Strongholds for Statewide Parties

研究課題

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研究課題/領域番号	17K03536
研究種目	基盤研究(C)
配分区分	基金
応募区分	一般
研究分野	政治学
研究機関	京都大学
研究代表者	Hijino Ken 京都大学, 法学研究科, 准教授 (90738311)
研究期間 (年度)	2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード	Nationalization / Party systems / Electoral reform / Multilevel / Strongholds
研究成果の概要	小選挙区制度の導入により、政党間の競争の「全国化」= nationalization（地域間や選挙区間の得票率や選挙間のスィングの均一化）が進むと想定されてきた。日本の政党と政党システムの「全国化」を複数の指標を用いて試算し、選挙制度改革前後に分析した結果、小選挙区においての「全国化」は限定的であることを示した。また、継続的に一党が独占・優位に立つ「牙城」的地域＝strongholdを測る指標を作成し日本の政党のstrongholdの規模と推移を測った結果、1994年以降、これら牙城の数や規模は増加していることを確認した。また、他国との比較から日本の政党勢力の地域的偏りの特殊性や背景を示した。
自由記述の分野	Political science
研究成果の学術的意義や社会的意義	Territorially unbalanced partisan suport and entrenched strongholds in Japan's party system highlight the challenges of generating competitive elections across differing regions and districts, necessary for improving accountability and responsiveness for all voters, regardless of where they live.