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2021 年度 実施状況報告書

地方公共サービスの再公営化と現代化-組織改革の実施と社会的インパクト

研究課題

研究課題/領域番号 17K03553
研究機関横浜市立大学

研究代表者

宇野 二朗  横浜市立大学, 国際教養学部(都市学系), 教授 (90438341)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード地方公営企業 / 水道事業経営 / 再公営化
研究実績の概要

東京都と大阪市の水道事業の違いを,地方公営企業の管理者の自律性の違いの結果として,主に1990年代から2000年代までを対象期間として検討し、論文にまとめた。幹部人事慣行を指標として地方公営企業の自律性を定義するなら、自律性が高い場合には、組織外部からの影響が遮断され、その経営の内容は過去からの経営実践の伝統を強く反映したものとなる一方、自律性が低い場合には、それよりも政治を介してその時代の領域横断的な改革規範を強く反映したものとなるのではないかと論じた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

海外の研究協力者との研究成果の共有・検討を予定していたが,新型コロナウイルス感染症の流行により,実現できなかった。

今後の研究の推進方策

日本を対象とした研究成果を出版するための準備を進める。その際、地方公営企業の自律性を対象とした研究の行政学上の位置づけについて、改めて行政学の先行研究を文献調査し、まとめる予定である。また、ドイツの事例について、すでにまとめたドイツの地方自治に関する概説書に加筆する予定である。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額が残っているがわずかであり、使用の予定はない。

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公開日: 2022-12-28  

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