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2021 年度 実績報告書

安全保障アクターとしてのEUと日本:リベラル国際秩序における日欧政治関係

研究課題

研究課題/領域番号 17K03600
研究機関早稲田大学

研究代表者

中村 英俊  早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80316166)

研究分担者 BACON Paul.M.  早稲田大学, 国際学術院, 教授 (40350706)
吉沢 晃  関西大学, 法学部, 准教授 (90743857)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード日欧政治関係 / 安全保障アクター / 国際統合論 / リベラル国際秩序 / EU / ヨーロッパ統合 / ブレグジット / イギリス政治外交
研究実績の概要

リベラル国際秩序における安全保障アクターとしてのEUと日本について、両者の政治関係を中心に考察を重ねてきた。補助事業期間延長を認めていただいたが、コロナ禍で海外出張は容易に実現できず、最終盤で予定していたインタヴューなどの一次資料収集はあきらめた。しかし、オンラインでの研究者交流は続けることが叶い、ワークショップも開催できた。また、2021年度は国内学会での研究報告(グローバルガバナンス学会)やシンポジウム参加(日本EU学会)もできた。「リベラル国際秩序」論の第一人者であるJ・アイケンベリー教授を基調講演者に据え、その後のパネル討論に参加するオンライン・シンポジウムも開催できた。
延長期間中には、一方でEUと日本の双方にとって重要なパートナー国であるアメリカにおいて新政権(バイデン大統領)が誕生して、他方で2022年2月24日にロシアがウクライナを軍事侵攻した。これらの現状分析は、いずれもリベラル国際秩序の行方を考える際の重要な作業となるだろう。
「リベラル国際秩序」をめぐる学術的・実務的な論争を踏まえながら、「安全保障アクター」概念を独自に定義し、EUと日本という国際アクターの行動を正確に描写し、両者の政治関係が持つ意義を考察し続けることができた。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2022 2021 その他

すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [国際共同研究] ウォーリック大学/ケント大学/オックスフォード大学(英国)

    • 国名
      英国
    • 外国機関名
      ウォーリック大学/ケント大学/オックスフォード大学
    • 他の機関数
      1
  • [国際共同研究] ベルリン自由大学(FUB)(ドイツ)

    • 国名
      ドイツ
    • 外国機関名
      ベルリン自由大学(FUB)
  • [国際共同研究] ブリュッセル自由大学(ULB)/カトリック・ルーヴェン大学(KUL)(ベルギー)

    • 国名
      ベルギー
    • 外国機関名
      ブリュッセル自由大学(ULB)/カトリック・ルーヴェン大学(KUL)
  • [雑誌論文] ポストBrexitのEU世界戦略:対外関係の再構築と加盟国間関係のゆらぎ2022

    • 著者名/発表者名
      中村英俊
    • 雑誌名

      日本EU学会年報

      巻: 42 ページ: 53-58

  • [学会発表] グローバル・ブリテンの理想と現実:イギリスのEU離脱と「インド太平洋」政策2021

    • 著者名/発表者名
      中村英俊
    • 学会等名
      グローバル・ガバナンス学会
  • [学会発表] ブレグジット後のEU2021

    • 著者名/発表者名
      中村英俊
    • 学会等名
      早稲田大学地域・地域間研究機構(ORIS)シンポジウム(「米中対立と世界秩序」)
  • [図書] European Union Competition Policy versus Industrial Competitiveness: Stringent Regulation and its External Implications (Globalisation, Europe, and Multilateralism)2021

    • 著者名/発表者名
      YOSHIZAWA, Hikaru
    • 総ページ数
      152
    • 出版者
      Routledge
    • ISBN
      978-0367757670

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公開日: 2022-12-28  

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