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2019 年度 研究成果報告書

大学史のなかのイギリス経済学--東インド・カレッジからオックスフォード大学へ

研究課題

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研究課題/領域番号 17K03644
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 経済学説・経済思想
研究機関東京経済大学

研究代表者

安川 隆司  東京経済大学, 経済学部, 教授 (40230213)

研究分担者 益永 淳  中央大学, 経済学部, 准教授 (00384727)
只腰 親和  中央大学, 経済学部, 教授 (60179710)
荒井 智行  下関市立大学, 経済学部, 准教授 (70634103)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード経済学の制度化 / 東インド・カレッジ / オックスフォード大学 / マルサス / リチャード・ジョーンズ / マカロク / シーニア / ラーナデー
研究成果の概要

本研究は,経済学形成期のイングランドの高等教育機関における経済学教育の導入過程を,東インド・カレッジのマルサスとその後継者ジョーンズの,及びオックスフォード大学のウェイトリの講義等を活用して検証し,経済学制度化の重要な一支脈の実態を解き明した.前者に関しては,ジョーンズの未発見書簡を発掘するなど,資料面でも貢献をなした.
また,東インド・カレッジとの関連で,植民地インドの高等教育機関における経済学教育の導入にも研究対象を広げ,インド経済学父ラーナデーの経済思想形成過程の分析を通じ,従来未開拓であったインドにおける経済学の制度化とその影響の実相に迫った.

自由記述の分野

経済学史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は広義の経済学史研究であるが,従来から主流をなしている経済理論史研究,経済思想史研究とは一線を画した経済学の制度化の研究である.より具体的には,高等教育機関における経済学教育の成立の経緯および教育内容に着目し,経済学がディシプリンとして確立されていくのと並行して,いかにサブジェクトとして定着してきたのか,その過程を明らかにしようとしたものである.研究対象は経済学の母国と言えるイギリスと,その影響下にあった植民地インドの高等教育機関である.

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公開日: 2021-02-19  

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