研究実績の概要 |
2020年の国際功利主義学会(イタリア、ローマ)での報告がアクセプトされていたものの、新型コロナウィルスの流行により2021年に延期された。しかしながら、2021年度も実施困難のために最終的に中止となり、報告を実施する事ができなかった。またイギリス大英図書館およびケンブリッジ大学での概念史研究に関する資料調査を予定していたものの、これらも渡英が困難となり実施する事ができなかった。 他方で功利主義に関する歴史的研究の調査を進展させ、その成果を単著論文「功利主義へのリアクション(1) ―その起源と反発 」『生駒経済論叢』 19(1) 1-15 2021年7月として刊行した。 また書評論文「Samuel Hollander A History of Utilitarian Ethics: Studies in Private Motivation and Distributive Justice, 1700–1875 Abingdon and New York: Routledge, 2019, xxiii + 424 pp.」The History of Economic Thought, 63(2) 63-64 2022年1月を刊行した。 また研究報告として、慶應義塾大学にて「ベンサムの経済思想:J.S.ミルとの比較から」(第4回ミル合同研究会 2021年11月14日)を実施した。
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