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2019 年度 研究成果報告書

Measuring Market Power in Container Liner Shipping Industry

研究課題

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研究課題/領域番号 17K03686
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 経済政策
研究機関神戸大学

研究代表者

平田 燕奈  神戸大学, 数理・データサイエンスセンター, 特命講師 (20791891)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードMarket power / Digitization / Decision making / Mergers and Acquisitions / M&As / Firm performance / Customer Satisfaction / Economy of Scale
研究成果の概要

本研究プロジェクトは、当初予定していた3つの研究目標、コンテナ船市場における「サービス差別化特性の調査」、「市場支配力の測定」と「M&A影響の予測」について研究を実施し、以下の結果を得ることができた。
(1)顧客満足度に影響を与えるサービス特性のTOP3は、カスタマーサービス担当者の質、デジタル化の水準、営業担当者の質である。(2)規模の経済は2009年より衰退し、この数年間で規模の不経済が顕在化している。(3)M&Aは企業の収益性に貢献しなかったが、財務の安定性を高め、破綻のリスクを軽減する効果をもたらした。
また、研究成果として、3編の論文が査読付き国際ジャーナルに掲載されている。

自由記述の分野

交通経済 計量経済 機械学習 AI

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、コンテナ海運市場における「市場支配力」と「海運企業のサービス差別化戦略」について計量的な手法を用いて測定した。この研究成果は、海運市場における独占禁止法適用有無の判断や、巨大化している海運企業におけるM&Aの合法性の評価について、学術的な根拠を提供する。
また、サービス差別化特性の究明は、企業の電子化水準の重要性など新たな要因を発見し、海運企業の経営戦略における意思決定に貢献をもたらす。

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公開日: 2021-02-19  

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