本研究では、流動性の罠に陥った状況下での金融政策のありようについて(再)考察を行った。2つの論文を執筆して、世界的に高く評価されているトップジャーナルに一本は掲載済み、もう一本は投稿に向けて準備を行っている。「Role of Expectation in a Liquidity Trap」(掲載済み)では、インフレ期待が固定されたり、慣性的な動きをする場合の、流動性の罠の下での金融政策を分析した。「Liquidity Trap and Optimal Monetary Policy Revisited」では、流動性の罠の下で、インフレ率に慣性的な動きがある場合の最適金融政策を分析した。
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