本研究においては、効率的な国際援助を分析するための基礎的な研究を行った。そこでは、大きく3つの成果が得られた。まず、金融市場の不完全性を導入した成長モデルの研究により、不完全性の度合いにより経済成長が変化することがわかった。次に、人口成長率内生化したモデルにおいて、成長率最大化の観点と厚生最大化の観点では最適な税の厚生が異なること。3番目は、2財モデルにおける、人口成長率低下の年金に対する影響で、既存研究では年金給付額が増加する可能性が指摘されていた。我々の研究では、その可能性がかなり低いということを示すことができた。
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