科学的事実に基づく政策判断や政策評価が求められている。しかし、気候変動に関する予測確率は不確実であり、複数の科学モデルに基づく複数の予測確率が存在する。このような気候変動に関する科学的予測確率の不確実性(科学的曖昧性)が、人々の政策への選好や評価にどのような影響を与えるのかについては、実証的に明らかになっていない。本研究では、web調査で得たデータをもとに、曖昧性下の意思決定モデルを基礎理論とする実証モデルを推定し、気候変動に関する科学的曖昧性が人々の政策への選好や評価に与える影響について明らかにした。
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