研究課題/領域番号 |
17K03751
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研究機関 | 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所 |
研究代表者 |
Keola Souknilanh 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 新領域研究センター経済地理研究グループ, 研究員 (10450553)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 越境インフラ / 空間経済学 |
研究実績の概要 |
本研究課題は、リモートセンシングデータを用いて、タイとラオスを結ぶ第1から第4メコン友好橋が両国の周辺地域に与えた効果と影響を分析することが主な目的である。2019年度までには地域別に集計した経済(夜間光、耕地面積、市街地面積、人口など)と環境(森林など土地被覆面積)の時系列データの構築が完了した。2019年度中には、計量経済学の手法を用いた効果、影響分析の結果について、地域経済学者、空間経済学者、またはリモートセンシングの専門家との意見交換を重ね、その過程で、機械学習による因果関係検出の可能性についてのアドバイスがあったため、本研究課題の研究期間を2020年度まで延長し、新しい分析手法を試すことにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究課題の研究期間を一年延長することを申請し、貴振興会より承諾を頂いたが、これは当初の計画にはなかった機械学習による要因分析という新しい手法を試すことが理由で、当初予定していた作業はおおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は、機械学習による要因分析を加えたメコン友好橋の効果、影響分析のディスカッションペーパーを完成させ、学術ジャーナルへの投稿に進めて行く。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究期間を一年延長することを申請し、貴振興会に承諾していただいた。主に、研究成果の発表や意見交換をするための旅費として、利用する予定である。
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