2000 年代の東アジアでは、政府によるイノベーション政策の推進と、民間部門における国境を越えた起業家間連携の広がりが両輪となって、シリコンバレー型のイノベーション・モデルの影響力が急速に拡大した。本研究では、これを東アジアにおけるイノベーションのアメリカ化現象として把握し、これを引き起こしてきた要因として、東アジアにおける新たな経済成長モデルの模索、在米ハイテク移民コミュニティと政府・起業家コミュニティ関係の再編、起業家のとりこみをめぐる競争の強まりといった動きを指摘した。成果は主に国際学会での報告、書籍所収論文等として発表した。
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