研究成果の概要 |
本研究では、主に①生活時間を考慮した多次元貧困指標の測定とその社会経済的要因ならびに②貧困削減にむけた公共政策の諸効果について包括的な実証分析を行った。また、コロナ禍における働き方の変化や貧困の動態について、個票データと政府統計を用いて検証した。 本研究のメインテーマである①については、Urakawa, Wang and Alam (2020), Wang, Urakawa and Anegawa (2022)などの研究を国際学術誌に刊行した。同研究では、生活時間の貧困が健康アウトカムに与える影響や、高等教育への進学・卒業が多次元の貧困状態に与える効果の男女差を検証している。
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