研究課題
基盤研究(C)
本研究では水道事業者の新たな分類を開発することを目的としている。そして、その分類を用いることによって、効率性の測定における正確性を上昇させることを目指している。そのため、主成分分析やクラスター分析を用いることにより、水道事業者のグループ分けを行った。そのグループを用いてメタフロンティア分析を行うことにより、その結果を確認した。しかし、効率性の計測における正確性をさらに増すためには、手法やデータの改良が必要である。
公益事業論
水道事業の効率性は計測方法が異なっても幅広い値を示すことがわかっており、効率性の値を現実的な経営改善に用いることを困難にしている。この原因の1つは、さまざまな外的環境要因に直面している事業者を分けずに効率性を計測しているためであると考えられる。そのため、本研究では、多変量解析という手法を用いることによって、適切なグループ分けが可能かを検討し、メタフロンティア分析により確認を行ったことに学術的にも社会的にも意義がある。