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2022 年度 研究成果報告書

世界のグローバル企業のガバナンスとパフォーマンス:ステークホルダーアプローチ

研究課題

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研究課題/領域番号 17K03820
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 金融・ファイナンス
研究機関早稲田大学

研究代表者

広田 真一  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (40238415)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワードコーポレートガバナンス / パフォーマンス / ステークホルダー / グローバル企業 / 経営理念 / 資本市場の効率性 / 株価 / 資産価格
研究成果の概要

本研究は、現代の世界の企業の目的・行動・パフォーマンスが、国ごとにかなり異なっていることを明らかにする。例えば、企業の役割を「株主の利益最大化」と考える国もあれば、「各ステークホルダーの利益と満足の最大化」と考える国もあり、それに応じて企業のパフォーマンスも異なっている。そして、こうした国ごとの企業の違いは、各国の歴史・社会を反映した制度的な要因(例えば法律や国民性など)によって生じていることも示される。さらに、現代の企業のパフォーマンスを議論する際には、株主利益だけでなく、他のステークホルダーの利益や企業の存続可能性など、複数のパフォーマンス尺度が必要であることを主張する。

自由記述の分野

コーポレートガバナンス、ファイナンス

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果は、現代の資本主義社会において企業が多様化しており、企業の役割を単に「株主の利益を最大化する存在」としては捉えられないことを示している。そして、企業に期待される役割は国ごとに異なっており、それはその国の歴史・社会・法律・文化等を反映したものである。また、国によって企業に期待される役割が異なれば、当然企業のパフォーマンスも国によって変わってくる。このことは、現代の企業を「株価」や「利益」等で評価することに疑問を投げかけるものである。

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公開日: 2024-01-30  

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