研究課題/領域番号 |
17K03858
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研究機関 | 成城大学 |
研究代表者 |
竹田 泉 成城大学, 経済学部, 教授 (20440216)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 繊維産業 / イギリス産業革命 |
研究実績の概要 |
2019年度は、年度末の研究会議の開催と海外(中国、イギリス、フランスなど)での資料調査を計画しており、それらに科研費の大部分をあてる予定でいた。しかしながら、新型コロナ感染拡大の影響を受け、両方ともに予定通りの実施は不可能となった。研究会議は急遽オンラインで開催したが、コロナ禍で大幅に規模を縮小せざるを得なかった。よって、2020年度にあらためて開催することを計画している。資料調査は海外に渡航することができなかったため取りやめとしたが、今後いつ可能となるかに関しては新型コロナ感染の収束を待つしかない状況である。 以上のように、計画していた研究活動の主要な部分をおこなうことができなかったため、2019年度の研究活動は限定的なものにとどまった。実際におこなうことができた具体的な研究活動は以下のとおりである。第1に、ここまでの研究成果を刊行するために論文の執筆に取り掛かった。現時点では、繊維関連の歴史に関心を持つ他の研究者との共同執筆を構想中である。第2に、研究会を6回開催した。そこでは、経済史・歴史系研究者による研究報告会や、研究書の分析などをおこなった。この研究会活動は、本研究の先行研究調査に大きく貢献するものとなった。 以上の研究活動を通じて得られた成果は以下の通りである。第1に、繊維産業における製造技術が繊維種類の違いを超えてどれだけ共有されていたかについての理解を深めることができたことである。第2に、文化史の領域での研究成果を、繊維産業研究にどのように取り入れることができるかについて新たな知見を得ることができたことである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ感染拡大の影響で、2019年度の研究計画の主要な部分を占める研究会議と海外資料調査が実施できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
2019年度予定していた研究会議については2020年度にあらためて行う予定でいる。 海外調査に関しては、新型コロナの影響で、今後の予定が立たない状況である。 2020年度が本研究の最終年度となるが、研究期間延長をする方向で考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
2019年度中に計画していた研究活動の大部分(研究会議の開催と海外調査)が、新型コロナ感染拡大のため、遂行できなかったため。 研究会議については、2020年度に改めて開催することを計画中である。海外調査に関しては、コロナの影響で見通しが立たない状況である。
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