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2022 年度 研究成果報告書

脱ファスト化へシフトするアパレル産地の構造分析

研究課題

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研究課題/領域番号 17K03880
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 経営学
研究機関高知大学

研究代表者

岩佐 和幸  高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 教授 (40314976)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワードグローバル化 / ファスト化 / 重層的下請産地 / 商品連鎖 / 垂直的統合 / ローカル化
研究成果の概要

本研究課題は、グローバル化・ファスト化の下での国内アパレル産地の苦境に光を当て、その打開策について、商品連鎖論と周辺産地分析を軸に構造的解明を試みたことにある。
本研究を通じて、重層的下請産地構造の下での周辺産地での影響の大きさや、適応策としての産地企業の二重のグローバル化戦略とそのリスク、新しいビジネスモデルとしてのOEM依存からの自立化を目指す産地企業の垂直的統合とローカル化戦略の模索、地域産業・公共政策の意義が明らかになった。

自由記述の分野

経営学、地域経済学、世界経済論

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義は、第1に、日本の産業空洞化・産業リストラの典型産業の1つであるアパレル産業に焦点を絞り、その実態をグローバル化とファスト化の視角からアプローチした点である。第2に、産業再編の内実を地域経済・産業の視点から迫り、国内の産地間の格差を、商品連鎖分析と周辺産地構造分析を通じて検討した点である。第3に、グローバル化・ファスト化の中での産地の内部構造を、グローバル化への適応策をとる企業とローカル化を軸に脱却を模索する企業の比較分析を、実態調査を通じて明らかにした点である。最後に、現状の打開策を強化するための地域産業・公共政策の必要性を提起した点である。

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公開日: 2024-01-30  

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