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2020 年度 実施状況報告書

多国籍企業の言語戦略と知識移転:日本企業の事例研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K03917
研究機関東北大学

研究代表者

金 熙珍  東北大学, 経済学研究科, 准教授 (40634530)

研究分担者 板垣 博  武蔵大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (20125884)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード言語戦略 / 知識移転 / 国際経営
研究実績の概要

今年度はCOVID19のため予定していた海外調査の実行が出来なかったため、今までの調査内容を整理・分析の上、学会報告、論文執筆などの作業を主に進めた。オンラインで開催されたAoM (Academy of Management)で研究報告を行い、多くの研究者より有意義なコメントがもらえた。また、2020年度に出版まで至った論文はないが、改めてデータ整理・分析作業を深めたことで、今後国内外にパブリッシュ予定の論文が少なくとも2本出来つつある。
一つ目は、2019年度から現在に至るまで国際経営分野の海外トップジャーナルであるJIBS(Journal of International Business Studies)向けにデベロップしている英文論文である。約10年間収集してきた90社の海外子会社のデータを用いた本論文は、2021年5月に投稿予定である。二つ目は、2020年度後半に執筆作業を進めた日本語論文で、すでに「一橋ビジネスレビュー」の2021年度夏号に掲載が確定している。
予定通りの海外調査はできなかったものの、データと向き合って分析・論文執筆に費やせる時間が豊かに確保できたため、多くの研究作業ができた1年間であったと考える。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画(現地調査によるデータ収集)は思う通りに実行できなかったが、若干違った方向(データの再分析・論文執筆)においては収穫が多かった1年間だったと考える。新たなデータは収集できなかったものの、手元にあるデータを分析・論文執筆まで発展させるプロセスの中で研究そのものは大きな発展を遂げた。そのため、総じていうと本研究プロジェクトとしてはおおむね順調に進展していると評価したい。

今後の研究の推進方策

今年度学会報告や論文執筆プロセスで得られたことは非常に多く、今後の研究方向を定めるうえでも貴重な経験となった。2021年度にも海外調査は難しいと予測されるため、今後の研究デザイン、2次資料を通じたデータ収集、文献レビューなどの作業を通じて、次の準備をしっかりしておきたい。

次年度使用額が生じた理由

当初計画していた海外調査がCOVID19のため実行できなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Language strategy from the groun up: How overseas subsidiaries select, develop, and compose language resources2020

    • 著者名/発表者名
      Heejin Kim, Hiroshi Itagaki
    • 学会等名
      Academy of Management
    • 国際学会

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公開日: 2021-12-27  

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