本科研の最終年度である2021年には、コロナの影響で計画していた企業調査・データ収集はできなかった。その代わり、今まで収集してきたデータをもって議論を重ねながら、様々な角度からの分析を試みた。その結果、2021年度中に「一橋ビジネスレビュー」日本企業の海外子会社により言語選択に関する論文を掲載することができた。 そして、2021年度中に約90社のサンプルを用いて分析した論文を国際経営分野のトップジャーナルであるJournal of International Business Studies (JIBS)に投稿したが、リジェクトされた。しかし、JIBSのレビュアー3名から大変貴重なコメントをもらうことができたため、それを反映しながら論文を修正する作業にも多くの時間と労力を費やした1年間だった。修正論文は、同じくトップジャーナルであるJournal of World Business (JWB)を目指して仕上げ作業を進めている。
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